■はりについて

 ひびき庵のはり治療は、経絡の流れを考え、弁証論治で選穴したり、または、西洋医学的な解剖学的視点などから選穴をします。それぞれの体質、症状に合わせた治療をすることでその人に合ったテーラーメイドの治療(患者様一人一人に合ったオーダーメイドの治療)を致します。最近、医療業界でテーラーメイド医療の重要性が見直されてきていますが、鍼灸医療は数千年も前からテーラーメイド医療を実践、追及してきたのです。

 それにより、より効果的に治癒促進をさせ、即効性のある根治治療(病気の元を絶ち、症状が戻りにくい治療)を目指します。

 また、中国医学の最大の特徴である「未病治」の考えにより、病気になる前に身体のバランスを整え、免疫力を高めることで病気になりにくい身体作りをし、同時に、それは「健美」(健康な事が若さを保つ事)となり、瑞々しい健康な身体を作ることができます。

 鍼の刺激量は、その方に合った刺激で行ないますので、気持ちよく治療を受けることができます。安心してご来院下さい。


※お子様や、敏感な方には、てい鍼(刺さない鍼)も使用しています。
※当院では衛生上、全てディスポーザブル鍼(使い捨て鍼)を使用しています。

■お灸について

 お灸は古代にはりとともに中国から渡来し、各地のお寺などに伝わる「弘法の灸」は、中国でお灸が盛んだった唐代に弘法大師に随行して留学した学問僧が持ち帰り、広めた名残と言われています。

 お灸の歴史は、中国からの伝来以来、日本で最も発展してきました。特に透熱灸(直接灸)は民間で手軽に効果的な治療ができることから広く用いられてきた治療法です。

 松尾芭蕉が『奥の細道』の序章で「笠の緒つけかえて、三里に灸すゆるより、松島の月先ず心にかかりて・・・」とあり、旅立ちに備えて体調を整えるために灸を行ったことが知られています。

 透熱灸(直接灸)は痕が残り、熱いというイメージが先行しますが、昔のような大きなお灸ではなく半米粒大(米粒の半分の大きさ)の小さなお灸です。チカッとした一瞬の熱感であり、それほど熱くはありません。お灸を続けて行くと、熱いというよりむしろ心地よく、眠ってしまう方もいらっしゃいます。

 お灸治療は、慢性病に特に有効で、血行循環の悪くなった患部の血行を回復します。白血球数が数倍になり、免疫力は飛躍的に向上します。また、デトックス効果にも優れています。直接灸では火傷毒ヒストトトキシンの排毒作用により、同時に老廃物質、発痛物質などが体外へ排出され、新鮮な血液が患部にいきわたります。血管新生も行なう為、治癒した後、再発しにくくなり、非常に治療効果が高くなります。

※当院では直接灸以外、火傷をしない心地よく暖かい間接灸、棒灸、箱灸なども行ないます。