身体の痛みや不調を根本改善!

ひびき庵ブログ

「鍼灸支援活動セミナー:被災時の鍼灸医療を考える」

2014.04.06

イキイキ健康!!毎日ハツラツ☆今日もはりきゅって行きましょう!!

こんにちは、院長の塩見です。(^o^)丿

 

今日は、メルパルク京都で行われた、NPO鍼灸地域支援ネットの「鍼灸支援活動セミナー:被災時の鍼灸医療を考える」のセミナーへ行って来ました。

 

多くのメディアにも取り上げられた、精神科医・内科医の石巻市宮城クリニック院長の宮城秀晃先生 が震災からの3年間の石巻氏の体験を当時の写真を交えお話しされました。

 

宮城先生のクリニックでの避難者との避難生活や、災害により多くの医院が津波に遭い壊滅的になった医療現場での活動、震災10日後に初めて娘と無事に電話がつながったことや患者様の状態などの生々しいお話をされました。

宮城先生も涙ながらに話すこともあり、私も思わず目頭が熱くなる場面もありました。

 

国が1年以上も後にやっと医療ボランティアチームを作るのに対して、宮城先生は、自らも被災しているにもかかわらず、震災3か月後には早くも医療ボランティアチームを作り被災者のために尽力してきた行動に大変感動しました。

 

震災後3年経った今も石巻は医療機関への移動手段がまだない所があちこちに存在し、仮設住宅や民間賃貸借り上げ住宅で生活し、本来の家に戻れない人たちは15万人のうち2万7千人にも上る。

市の復興公営住宅は5942戸建設予定されているが、25年度末で623戸しか完成していない状況だそうです。

一部の人たちからは「復興は遅れているのではなく、破綻しているのだ」とさえ言われています。

 

震災直後に復興のために一つになっていた人々の心も、仮設住宅の前に新しい住宅が建ったりと、同じように震災を受けた被災者たちの格差が広がり、ねたみや不満、不安、怒りが新たに発生しており、これからが心の問題を抱える人達が増えてくると言うことでした。

 

私は、震災から3年も経ち、もうボランティアも必要ないのではという思いが少しありました。

体と心を癒せる私達鍼灸ボランティアが必要になってくると感じ、私も何かお役にたちたいと強く思いました。<(`^´)>

 

その後、参加者同士が話し合い、今、これから何ができるかについて話し合いました。

「自分が被災したらどのように行動するか?」

こんな問題が投げかけられましたが、正直あまり考えたこともなく、被災者の方たちの心情を全然理解していなかったと反省しました。

 

天災が多くなってきている昨今、いつ自分たちが被災者になるかもわかりません。

緊急災害時携行品を個人で準備しておくだけでも、いざという時に自分たちのためになるだけでなく、それらを集め被災者に送ることもできます。災害の準備をしておくことが大変重要だと感じました。

 

また、震災当時バラバラのボランティア活動により、必要なところに必要な支援ができな

かったこともあり、災害に備え、被災者支援ネットワークを作ることの重要性を感じました。

 

今日は、大変有意義な時間でした。(^_^)

 

 

下記は、緊急時の準備しておく必需品リストです。

右の写真は、緊急災害時の必需品です。

 

~緊急災害時必需品リスト~

 

1.カセットコンロ、ボンベ、鍋とやかん、水、レトルトカレー、さとうのごはん、パスタなど

 

2.テッシュ、トイレットペーパ、ウエットテッシュ、ごみ袋、軍手・手袋、ブルーシート、速乾性消毒剤

 

3.ラジオ、懐中電灯、電池(単1~単4)、ろうそく

 

女性は、生理用品、化粧品など

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