2013.10.09
秋も深まり、朝夕涼しい風が吹き込む季節がやってきましたね。
10月の9日前後は二十四節気のうち「寒露」と呼びます。
穀物が実を結び、野山も色づき始める時季なのですが、この頃から気温が低下し、雨も少なくなるため、空気が乾燥して乾燥肌を訴える方が多くなります。
この季節の乾燥肌は、夏の暑さで、皮膚がたるみ、開いた汗腺をしっかり閉じることが出来ず、乾燥した空気が侵入してくるために起こります。
そうすると、体温調節がうまくいかなくなり、風邪をひきやすくなったり、ぎっくり腰や寝違えなどの原因にもなります。
乾燥した身体には、豚肉・ユリ根・梨・ブドウが良いでしょう。
ただし、果物は身体を潤す作用が強い反面、食べ過ぎると身体を冷やしてしまうので注意が必要です。
乾燥肌を予防するためには、以下のツボにお灸をするか、親指の腹で優しく刺激してください。
『陽池(ようち)』 手首の甲側で、中指を曲げた時に動く、腱の小指側の凹み。
リンパの巡りを良くし、肌に潤いを与えます。
『曲池(きょくち)』 肘を曲げた時にできる外側のシワの端。
肌の症状に良く効くツボとして知られ、肌荒れやニキビにも効果があります。
秋は夏の疲れを癒し、冬に向けて充電する養生の期間でもあります。
あまり気を張らず、のんびりとした趣味や読書などをして、心身共に穏やかに過ごされてはいかがでしょうか。
また、鍼灸治療で養生することにより、病気になる前に未病治療をするのも一つだと思います。
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